男性泌尿器科の病気
男性泌尿器科の病気。主に前立腺、精巣の病気について
前立腺の病気
膀胱の出口に尿道を包み込むようにしてある臓器である前立腺は精液の一部を作っている臓器です。精液を作っている臓器ですので女性にはなく男性にしかありません。歳を重ねるとともに前立腺が肥大する”前立腺肥大症”や悪性腫瘍である”前立腺癌”になる可能性があります。
精巣の病気
陰嚢の中にある臓器には、精巣と精巣上体、それらにつながる精索があります。精巣は精子を作る臓器で、精巣上体はその精子の通り道の集まったものです。精索は血管や精管など精巣、精巣上体につながっている管状のものです。
精巣炎は、いわゆるおたふく風邪の時に精巣に炎症を起こして発熱する病気です。陰嚢部に炎症を起こす状態のほとんどは精巣上体に菌がついて感染している急性精巣上体炎であることがほとんどです。腫れが長引いて化膿することもあります。また、炎症によって無精子症を引き起こすこともありますので注意が必要です。治療は検査のうえ、原因菌をつきとめ、薬物による治療をおこないます。精巣がんは、精巣(睾丸)にできるがんで、痛みなどを感じることはほとんどありませんが、精巣が腫れたり、硬くなったりすることで発見されるがんです。比較的短期間で転移するため、早期の発見治療が不可欠です。